folkloreな庭 植栽 その1

白壁に映える玄関前植栽

昨年の夏の暑い時期に、HPを見てふらりと草庭に立ち寄ってくださったお客様。

聞けば、翌年の春にご自宅を新築されて、庭に様々な雑木を植えたい、との目的で来て下さったようでした。

民俗学の研究をされている施主様は、特に暮らしの民具、全国各地の籠や手箕などに造詣が深く、とりわけ民具の器具材となる日本在来種の山に自生する木を育てる庭のようなイメージがあったようで、

打ち合わせの段階で、雑木の庭としてバランスの取れるもの、環境に適応するもの、入手可能な樹種など、

入念に打ち合わせを行いました。

施主様が苗木から育てられた木々

建築と外構工事が終わったタイミングの翌年3月上旬、植栽工事着工にあたり、まずは施主様のご自宅横の畑から、

苗木から育てられた木々を根回し移植して庭に運ぶ作業からスタートしました。

イタヤカエデ、ハンノキ、朴の木、山桜、タムシバ、イヌブナ、アカメソロ、ミズナラ、カマツカ、アオダモ、ヤマボウシ、ウワミズザクラ、ミズメ、ハリギリ、マンサク、ミツマタ、、、などなど、

その中から、サイズ的に移植可能なもの、庭植えに適したものなどを選んで掘り取りました。

大きなもので最大6m近くの高さの木を運びました

その2へ続く