folkloreな庭 植栽 その2

植栽をするにあたり、一番大切なのは土の中の環境です。

建築を終えたばかりの庭になる部分は、建設残土を重機で締め固められてかちかちの状態でした。

重機で締め固められて土はかちかち
予め植栽マウンドとなる場所の土をほぐしていきます。

ほぐした土に腐葉土や落葉、炭などを混ぜ、山の木が健全に育つ土壌の構造の下地を作ります。

また現場で出た栗石は、炭や落葉を絡ませながら、横溝や竪穴をあけて通気孔をあけた場所が泥詰まりせず安定的に空隙を保持するように納めていきます。

だんだん木立が出来てきました。
ちょうど植栽をしていた時はミツマタの木が満開の頃でした。

草庭ナーセリー園圃からお持ちした木が約25種、施主様の畑から移植した木が13種、施主様のお知り合いで奈良の山奥で在来種の苗木を育てられている方から20種以上、合計60種近く、約80本ほどの木を植え付け、植物園のような落葉樹の森のような雑木の庭が完成しました。

仕上がった当初の様子

工事中、施主様のコレクションの手箕や籠など民具も頂き、妻も大喜びでした。

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naoya takahashi