二月になると思い出します。
あの年も、二月はとても寒かった。
2019年の二月末、家の工事も半分を過ぎた頃、工務店さんが作業を一週間空けて下さり、
その期間に私と夫、最終段階には設計士の西尾さんも加わり、皆で土間のタイルを張ったのです。
夫は仕事でタイルを張ったり石を敷いたり、こういう仕事はお手のもの、思っていました。
が、考えてみたら屋内に張るのは初めて。しかもわが家は3分の1が土間。
張る面積が広く、タイルのカット数も多く、一週間という期限もあり、間に合うか不安で
投光器をつけながら夜も出来る限り張りました。
私は慣れない作業で夫に怒られながら。。。
建築費用を抑えるため、はじめは壁の漆喰も施主施工しようかと考えていました。
でもきっとそれでは仕上がりに満足できないだろうし、職人さんにも大工さんにも設計士さんにも失礼な事だと思い却下。
土間だけならなんとかなるかな、と、タイル張りだけさせて頂きました。
大変だったけれど達成感抜群の楽しい思い出。
家がより愛おしくなりました。やって良かった!
この家において土間スペースは、入口であり、出口。
玄関でもあり、ダイニングでもある。
家族の食卓、お客様との打合せ場所、作業場、色々な役割をもつ場所です。
薪を運んだり、外からの仕事も持込みやすい。
家と庭を繋いでくれている空間と言えます。
もうひとつ、家づくりの中で自分達でさせていただいたのが仕上げの蜜蠟ワックスがけ。
こちらも想像していたよりも根気のいる作業でした。
三年目の今年、少しずつまた塗りなおさないと。。。
maki takahashi