仁和作の自宅兼事務所+庭と畑。
「草庭」
暮らし始めたのは2019年4月。
家が建つまでの記録と、草庭の庭づくり。
自分たちのための記録としても、少し綴ってみようと思います。

もともとは夫の父の、植木と果樹の畑・造園や外構の資材置場であったこの場所に、
住まいを建てようと本格的に計画が始まったのは、2016年秋のことでした。
調整区域なので、土地の問題をクリアするのに年月がかかったため、
約二年間、設計士の西尾和真さん(西尾建築設計室)とじっくり構想を練ることが出来ました。
そのおかげで、今のところ家づくりにおいての後悔はありません!
まず、平屋の家というのは、夫婦二人の理想でした。
夫:平屋建築の方が庭と空間が繋がりやすい。庭と家の繋がりを一番大事にしたい。小屋のような、シンプルなかたちが理想。
妻:平屋の家で生まれ育った。平屋の方が掃除が楽そう。軒の低い家のフォルムが好き。
家づくりを考えた時、私たちは外(庭)から見える家のかたちと素材をまず重視しました。
特に夫は庭師ですから、外のことしか考えていなかった、と思います。
工務店からの引渡しの際、中に入って「こんな家やったんやな、、、」と驚いていました。

宅地にする場所に植わっていた木々は、建築する前の年に移植しました。
文字で書くと一行二行のことですが、本数も多く、
繫忙期と重なる時期のため、なかなか大変な作業でした。
上の写真。建築中の建物の周りにはもちろん木は植わっていません。
現在の草庭に訪れて下さった方は、まさか最初はこんな殺風景な場所だったとは
想像されていないと思います。
はじめから木が自然にたくさん植わっていて、草も生えて、水はけも良い土地だったんでしょ?
とよく言われます。
まさかまさか。
どんな風に今の庭の姿になっていったのでしょう。
そして家の中のことも。
2へつづく。(更新はいつになるでしょう。。。)
maki takahashi